インディーズから人気バンドになる例はたくさんあるように、ここには良質でかっこいいアーティスト達がブレイクすることを夢見て、日夜、最良の音楽を届けるために切磋琢磨しています。かつては、自主製作という形で、若者が資金を集めレコードを製作して、ライブハウスなどで手売りしていたのが、最初だと言われいていますが、実は山下達郎もシュガー・ベイブ時代に自主制作盤を発表しています。
このように、才能ある若いアーティスト達が渾身の力を注いできたのインディーズであり、今もその流れは変わっていません。そのためメジャーではなく、こちらのバンドばかりチェックしている耳の肥えた音楽ファンも少なくありません。誰よりも早く、カッコよくて、お洒落な音楽を自分の手でみんなに知らせたいと思っているのです。
こういった音楽ファンの後押しのおかげでブレイクしたのが、「ゲスの極み乙女。」や「水曜日のカンパネラ」です。彼らは、短期間のうちに自主制作盤を発表し、瞬く間にメジャー・レーベルからアルバムを発表しました。彼らの凄さはアルバムを通して聴くとよくわかるのですが、インディーズからメジャーに移籍しても音楽性が全くブレない所です。
これは、レーべルの理解も大きいのですが、本来、インディーズからメジャーに移籍する場合、より広くの音楽ファンにうけいれられるよう、音楽性に手を加えることもあるのです。そのことが良い方向に向かえばいいのですが、時として個性を失わせてしまうこともあるのです。
しかしながら、この二つのバンドに至っては、微塵も音楽性に変化がないばかりか、個性の部分がよりパワーアップしているのが凄いのです。今後、これらのバンドがどういう方向に向かっていくのかはわかりませんが、少なくとも売れる音楽に迎合するのではなく、自分達が目指す音楽を追求してくれるのではないでしょうか。この二つのバンドはもちろん、インディーズからは、これからもたくさんの良質な音楽を届けてくれますので、音楽ファンは要チェックです。
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