音楽が好きな人にとってインディーズは、様々なジャンルの音楽が誰にも加工されることなく、自由に演奏されているバンドの宝庫であり、一度この魅力にハマったら抜け出すことはできません。もちろん、メジャー・レーベルの音楽が劣っているという話ではありません。より、刺激的な音楽に出会えるということなのです。
その証拠に、「ゲスの極み乙女。」や「水曜日のカンパネラ」など、インディーズ・レーベル出身のバンドは、メジャー・レーベルでもその個性を存分に発揮していますし、多くのファンを手に入れることができました。これは、彼らの音楽に非常に魅力のある証拠であり、どこからアルバムを発表しようとも変わらない個性が音楽にあるということです。
以前は、メジャー・レーベルへのステップとして存在していましたが、最近では趣が変わってきており、誰にも邪魔されず、自分が好きな音楽を突き詰めたいアーティストが、自分達の音楽を発表する場として機能しています。というのも、これまでメジャー・レーベルの魅力の一つに、最新のレコーディング機材が使えるというものがありましたが、最近ではパソコンが普及し、様々なアプリやソフトが発売されているので、誰でもプロ並みのレコーディング環境を持つことが可能になったことが上げられます。
また、流通においても、インディーズ・バンドに興味を示すCDショップも増えてきており、メジャー・レーベル同様に販売しているショップも少なくありません。したがって、個人であってもレコーディング環境と流通経路を確保することが可能となりましたので、わざわざ制約の多い、メジャー・レーベルとの契約を好まないアーティストも少なくないのです。
その好例がゴールデンボンバーであり、彼らはインディーズだからと言って、セールスが落ち込むことはなく、メジャー・レーベルと同じ位の売り上げを誇っています。そして、質の高い素敵な音楽を作り続けており、多くのインディーズ・バンドの憧れの先輩になっているのです。
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